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元校長そして現在、学研文林堂教室指導者の独り言を記入していきます。
2025/09/13 (Sat)
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2013/03/04 (Mon)
今日はちょっと、難しい話をするかも知れません。
私が日頃、思っていることを書いてみようと思います。

今年度、「当たり前のことを当たり前にできるようにしよう」
という一つの目標を立てました。
このときの考え方についてです。
たくさんの人の中には、
「当たり前のことを、当たり前にできる」ことは、
当たり前だと思っていると思います。

私はそうは思いません。
私は、大人が考えている「当たり前」のことは、
子どもたちにとっては、当たり前じゃないと思っています。
子どもたちにとっては、「できなくて当たり前」なんじゃないでしょうか。
子どもたちにとっては、
当たり前の事なんて何一つ無いんだと思っています。
しかし大人の中には、
「当たり前のことは、出来なくてはいけない。」
と強く言う人がいます。
そして、「厳しく指導しなくてはいけない」
「言ってわからせないといけない」と言います。

その考えは、根本的に私の考えと異なります。
私は、元々は「子どもは、できなくて当たり前」と思っています。
できないことをできるようにして初めて、
当たり前になっていくのだと思っています。
「できて当たり前」ではなくて、
「出来ないんだから、当たり前にできるようにしよう」
という考えです。これが、私の考える教育のあり方です。
私は、今ある子どもたちの姿を認めるところから出発します。
だから、「できないことを、当たり前に出来るようにする」には、
時間がかかるのです。

「どっちでもいいじゃん。」と言われるかも知れません。
でも根本がちがうと言うことはとても、大きな事です。
「当たり前のことは、出来なくてはいけない」という考えは、
その根本に、出来ないとマイナスの捉えから出発します。
「できて、ゼロ」です。
私は、「できなくて当たり前」なので、
できなくても出発はゼロです。マイナスにはなりません。
逆に言うと、ちょっとでも出来たら、
すごいプラスに感じるのです。
違いがわかるでしょうか。
「できて当たり前」は、子どもも大人も辛くないでしょうか。

私は、「できたら、すごい」と子どもたちに言える教師でありたい!
と思っています。

PS    名無しさん
ありがとうございます。
「今あるがままでいい」と思います。
子どもたちは、すごいんですから。

PS    H.Sです。さん
ありがとうございます。
町中で、たくさんのお客様と出会うことでしょう。
あいさつ、がんばらせたいですね。
まったく同感です。

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